前回に続き、今回は、肝臓メンテナンス(肝活)の、ダイエット面のメリットや食生活への取り入れ方について。ちなみに、おこもり期間も肝活中のわたし、今のとこ無事に、MYベスト体重&体脂肪率はキープ中です。
太りにくい人は、肝臓が元気!
前回までのおさらいですが、肝臓は、一日の消費カロリーの70%を占める基礎代謝の最大消費部位、筋肉よりも、圧倒的に多くのエネルギーを消費します。さらに、食事の「脂肪」と「糖」を代謝(エネルギーに変換)し、「アルコール」を解毒します。
まさに、誰もが体内に備えた“最強のダイエットマシーン”、つまり、肝機能を元気にするだけで誰でも太りにくくなるのです。
肝臓は、”最強のダイエットマシーン”
☑■基礎代謝の最大消費部位
☑■脂肪と糖を代謝する
☑■アルコールを解毒する
肝活で、食べたら燃やす!
おこもり中、つい摘まんでしまうスナック、テイクアウトのお弁当、新作コンビニスイーツ…。脂肪と糖の大量処理が続くと、肝臓はキャパオーバーになって、脂肪と糖は体脂肪に、基礎代謝も落ちてしまいます。でも今のわたしにとって、食べることは何よりの娯楽、我慢はほどほど、肝機能を元気にする生活だけを心掛け、ガンガン代謝をアップしています。
ちなみに、「脂肪×糖」は、全人類の遺伝子に刷り込まれた強烈魅惑コンビ。常に飢餓に曝されていた太古の記憶から、今でも「効率よく太れる=美味しい」と味覚は判断してしまうそうです。だから、スイーツは我慢できなくて当然。ストレスで体内に活性酸素(老化の原因)をぶちまけるより、上質のものを適量で楽しむ方が、よっぽど美容には良いと思います。
肝活で、呑んでも燃やす!
そして今、増える家呑み。糖質OFF・カロリーZEROの製品も増えていますね。でも、お酒で太らないためには、それ以上に重要なことが。
お酒を飲むと、肝臓は解毒に必要なエネルギーを急いで補おうとするため、異常に食欲がアップしてしまいます。しかも、脂肪と糖の代謝を後回しにするので、捌き切れなかった分は、体脂肪として蓄積。だから、肝臓の解毒エネルギーをしっかり補ってあげることが、代謝を上げながらお酒で呑む大事なポイントなんです。
余談ですが、異常にお酒に強い人は、「痩せ型」に多いと言われています。これは、肝機能が活発で、アルコールの解毒が早いうえに、脂肪と糖の代謝力も高いからです。周りの酒豪美女を、ちょっと思い浮かべてみてください。わたしも、思い当たる方がちらほら。
気楽に、“ちょい足し肝活“
では、肝活、どんな栄養を摂ればいい?肝臓の代謝をサポートし、燃焼アップに有効なのが、ブロッコリー、アボカド、グレープフルーツ、チョコレート、ナッツなど。女子が好きそうな食材、案外と肝臓に良いのです。デリバリーやおやつを選ぶとき、ちょっと意識してみてください。
でも、毎日がちょっと面倒なら、サプリのチカラを借りても。ただし、なるべくナチュラルな組成のものが、個人的にはオススメ。医薬品やサプリの合成物・抽出物・添加物の解毒も肝臓の仕事なので、ケアしたい肝臓に余計な負担を掛けないコトがポイントです。
まだまだ話したりない…。また別の機会に、今度は「運動」を切り口に、肝活ダイエットについて情報共有したいと思います。
化粧品業界17年。早稲田大学法学部卒。大学卒業後、化粧品メーカーでの製品企画・開発を経て、10年で独立。2016年より、NUDYMOREの製品開発とブランディングを担当。