お盆を過ぎても、すこぶる暑い。今年の残暑は長引く予報、紫外線の猛威もまだまだ続きそうですね。そこで今日は、この夏に初めて体験した、手の日焼け“アルコール焼け”について、お話ししておきます。
この夏、女性陣をギョッとさせたのが、異常な手の日焼けです。さほど外出もしていないのに、手だけ焼けてる。。。
わたしも、顔や体の紫外線暴露が例年よりも少なかった分、気になったのが、手。ふと、キーボードを叩く両手に目をやると、手首から上が薄っすら焼けている。。。
お店に入れば、除菌スプレー。職場では、除菌ジェル。家に帰れば、除菌ソープ。今年の夏、手は、史上最高頻度で除菌されています。
もちろん感染症対策には不可欠ですが、手肌にはかなりの負担。“マスク荒れ“については、以前の記事でお話しましたが、”除菌“による肌トラブルも、かなり顕著に増えているのです。
除菌剤の主成分であるアルコールや洗浄成分は、ウイルスと一緒に、手に必要な“油分”や“常在菌”を除去します。さらに、洗浄や摩擦によって、健康な“肌細胞(角質)”もはがれやすくなります。
それらは、いわゆる「肌のバリア機能」として、紫外線などの外的ダメージから肌を守っています。なので、除菌ケアによって、キレイさっぱり奪われると、とたんに肌自身の防御能力は低下、紫外線にも弱くなってしまうのです。
ちょっと、両手の甲を見てみてください。手首から色の差はついてませんか?黒くなってなくても油断は大敵、怖いのは、光老化によるシワやたるみです。
UV-Aは、肌の奥の弾力繊維を破壊するので、時間差でジワジワと老け印象の手に。「年齢は手に現れる」と言われるのも、メイクやファッションでは隠せないから。意外と、女性の手には目がいってしまうのです。
わたしは、日焼け止めをハンドクリーム代わりに持ち歩いています。「塗り直し」と言うとなんだか面倒な感じがしますが、冬場にハンドクリームを塗り足す感覚なら、無理なく習慣化できます。
スキンケア効果の高いUVは、うるおいも補え、肌のバリア機能を補強できるので、外出先でのケアには最適です。しかも、サラッとフィット性の高いものなら、ベタつきも気にならず、本当に軽いハンドクリーム感覚で使えます。
お持ちのUV、ぜひ今日からポーチに追加、ハンドクリーム感覚で携帯してみてください。
ちなみに、話題の「マスク焼け」防止にも大活躍。ポイントは、UVは顔の上でのばさず、手の平に広げてからハンドプレスで抑えるように塗り足すこと。メイクを崩さず、UV防御効果を補強できるので、ぜひ試してみてください。
イズミ ショウコ 開発&ブランドプロデューサー