すっかり秋めいてきましたね。毎年、肌荒れが増えるシーズンですが、今深刻なのが、マスク荒れのお悩み。今日は「マスクの達人」看護師さんたちの、肌を荒らさず健康肌を印象づけるベースメイクについてお話します。
ヌーディモアは創業20周年を超えるブランドですが、歴代、リピーターさんには、なぜか看護師さんが多いんです。今でこそ、下地は独立したステップと認知されていますが、20年前なんて、主役はファンデ。「下地って必要なの?」程度の、完全なる脇役キャラでした。
それにも関わらずご愛用いただいていたのには、看護師さんが置かれた、特殊なメイク事情にありました。
まず、多くの病院では、ナチュラルメイクが推奨されています。素っぴんも、派手過ぎもダメ。患者さんを健康に導く職業ゆえ、看護師さん自身が健康的で好印象に見えるように、という配慮のようです。
そして、職場環境は言うまでもなく、お直しする暇なんてない忙しさ、夜勤も含めた長時間労働。そして、もうひとつ。
そうです、看護師さんは、コロナの前から、ずっとマスクなんです。つまり、看護師さんのベースメイクでは求められるのです。
ではなぜ、そんなナースさんが、下地を重視するのか?わたし自身、その理由に興味があり、以前、ご愛用の看護師さんたちにヒアリングを実施したところ…
ポイントは、「肌をしっかり保護」「ナチュラルな仕上り」「崩れず長持ち」。そのための工夫に共通していたのが、こちら↓
もともとヌーディモアは、「メイクの8割を下地で仕上げる」というメソッドを提唱してきました。しっかり肌をカバーしながらも素肌感のある仕上がり、セカンドスキン下地ならではのバランス感覚も、製品評価のポイントでした。
ヒアリングでは、もう1点、印象に残ったことが「BBだと、肌荒れが酷かった」。BBはステップが減って時短になるけど、代わりに肌荒れが気になるようになったため、結局、下地に戻ったという。
確かに、鉱物を主原料とするBBは、つまりは、超細かい砂です。マスクで組成中の油分が吸われてしまうと、BBの砂とマスクの繊維が、ジャリジャリと肌を擦ることになります。これは、ファンデの直塗りも同じ。
「マスクのときこそ、下地が不可欠」、看護師さんから教わっていたため、わたしはお陰様でマスク荒れを回避できています。荒らさず、崩さず。マスクをしていても、あざやかなヘルシー印象が伝わる肌で、秋のメイクをポジティブに楽しみたいですね。
イズミ ショウコ 開発&ブランドプロデューサー