2021年のスタート、今年も健やかなココロとカラダで、美しさの下地となるような情報をお届けしてきたいと思っています。さて、新年一回目のコラムは、「ココロ」について。なにかと不自由な日々だからこそ、わたしのココロは、わたしがゴキゲンにしてあげたいものです。
疲れやすい、眠りが浅い、だるい重い、気持ちが落ち込む、イライラが止まらない…、年齢問わず、きっと女性なら誰もが経験したことのある、自律神経の乱れによる“なんとなく不調(不定愁訴)”。特に去年半ば以降は、生活スタイルの激変によって、メンタルの不調を訴える声が増えています。
そんな今、アメリカでちょっと話題になったのが「メンタルヘルス」というキーワード。誰もが常に曝されている、日常の些細なストレス。それは、ボディーブローの如く、ジワジワと時間差でダメージを及ぼしてくる、ということが明らかに。
だからこそ、ストレスの自覚がなくても、メンタルヘルスを意識した生活をしましょう、といった内容です。
しかも、わたしのように、楽観的でマイペースな人こそ、ダメージが出たときの症状が大きいそうです。比較的ストレスフリーな人間と自覚していましたが、メンタルヘルス、これは他人ごとではないな、と。
では、そのメンタルヘルスを支配する「自律神経」、知ってるようで解らない単語ですよね。
喋ったり歩いたり、わたしたちが自らの意思によって行う運動は、「運動神経」によって制御されています。一方、生きるための活動(呼吸や心拍、消化吸収など)を制御するのが「自律神経」です。
呼吸は、寝ている間も無意識にできないと、死んじゃいます。自律神経は、わたしたちの意識とは無関係に(自律して)、生命維持のための活動をおこなってくれるのです。
自律神経は、「交感神経」「副交感神経」に分類されます。これも、よく耳にする単語ですね。交感神経(活動・緊張)と副交感神経(リラックス)が、時間帯や状況に応じて適切に切り替わることで、正常な体の働きが保たれています。
逆に、このバランスが乱れると(自律神経の乱れ)、先述のような、さまざまな不調が現れてくるのです。
例えば、こんな風に。
夜に交感神経が優位⇒寝付けない
昼に副交感神経が優位⇒ヤル気が出ない
と、ちょっと難しい話が続いたので、今日はここまで。次回は、具体的な自律神経の整え方についてお話しようと思います。
イズミ ショウコ 開発&ブランドプロデューサー